F5ネットワークスジャパン株式会社(以下、F5)は12月15日、アプリケーションファイアウォールアプライアンス「TrafficShield」の国内販売を開始したと発表した。同製品は、核となるソフトウェア「TrafficShieldアプリケーションファイアウォール バージョン3.0」と、「4100」ハードウェアプラットフォームからなり、価格は合計920万円から。
TrafficShieldはもともと、米F5 Networksが5月に買収した、イスラエルMagniFire WebSystemsの主力製品として展開されていたもの。不正な要求を排除するフィルタリング、機密性の高い情報が送信されてしまうことを防ぐコンテンツスクラビング(訂正)、Webインフラを隠ぺいして情報の漏えいを避けるクローキング、といった各種機能を備えており、Webアプリケーションとユーザー間の既知のやりとりをもとに、すべてのユーザー要求をチェックし、不当とみられる要求やトラフィックをブロックする。
こうした手法により同製品では、SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング、強制ブラウジングなど、アプリケーションレベルで行われる各種攻撃を防御できるため、従来のファイアウォールやIDS(侵入検知システム)などでは対応できなかった、企業のWebアプリケーションとそのデータを保護可能という。また、ロールベースの管理ポータルを持ち、リモートデバイス構成、アプリケーションセキュリティポリシーの管理を行えるほか、ログ採取、レポーティングなどの機能も備えている。
■ URL
F5ネットワークスジャパン株式会社
http://www.f5networks.co.jp/
プレスリリース
http://www.f5networks.co.jp/ja/news/press/release041215_00.html
( 石井 一志 )
2004/12/15 14:36
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