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日本エフ・セキュア、スパム対策の精度を向上したアンチウイルスゲートウェイ


 日本エフ・セキュア株式会社は12月20日、アンチウイルスゲートウェイの最新版「F-Secureアンチウィルス Linuxゲートウェイ Ver2.10」を発表した。価格は25ユーザーで11万7000円、1000ユーザーで138万円。

 F-Secureアンチウィルス Linuxゲートウェイは、HTTP、SMTP、POP、FTPの各プロトコルに対応する透過プロキシ型のアンチウイルスゲートウェイ。

 新バージョンとなるVer2.10では、カスタムホワイトリスト、ブラックリスト、データベース、RBL/SURBLを用いたスパムの検出が可能になった。メール送信元アドレスやメール本文に含まれるURLがスパム送信者によるものかどうかも検出できる。また任意のヘッダ、本文中の文字列による優先度の条件設定や、広告メール、HTMLメールの指定検出も可能になった。

 なおスパムの検出は受信だけでなく送信メールも対象にでき、スパム検出時には、配信停止はもちろん、任意の文字列をメールサブジェクトへ付加もできる。

 このほかSMTPとTAR.GZのウイルス検査エンジンが高速化され、さらにHTTP/FTPでのファイルサイズによる検査除外設定も可能になった。

 また仮想IPアドレスによる負荷分散、縮退運転、ホットスタンバイなどが可能となる冗長構成オプションも、1サーバーあたり40万円で提供される。

 対応OSはRed Hat Linux 6/7/8/9、Red Hat Enterprise Linux WS/ES/ASの各2.1/3.0、MIRACLE LINUX 1.x/2.x/3.0、Turbo Linux 6/7/8/10、TurboLinux Enterprise Server 8、SUSE LINUX 8/9、Vine Linux 2.x/3.x、Debian 2.2/3.0。Cobalt Qube3/RAQ4/XTR 550での動作もサポートされる。



URL
  日本エフ・セキュア株式会社
  http://www.f-secure.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.f-secure.co.jp/news/200412201/


( 岩崎 宰守 )
2004/12/20 17:40

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