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“使い捨てID”と指紋認証USBキーを利用したセキュリティソリューション


 株式会社セキュアード・コミュニケーションズは12月21日、同社のワンタイムID認証技術「SKIP9」と指紋認証装置を組み合わせたソリューション、「f-SKIP9」を販売開始した。

 SKIP9は、双方向のワンタイムIDを利用した個人認証システム。パスワードだけでなくIDも使い捨てにすることにより、認証情報から個人を特定する要素を一切排除したという。また、サーバーからクライアントの正当性を検証するだけでなく、クライアントからサーバーの正当性を確認する双方向性を持たせているため、より高いレベルのセキュリティを実現できる。

 今回のf-SKIP9では、指紋認証機能付きUSBキーにこのSKIP9の認証鍵を格納し、指紋認証後にこれを活性化されることで、ワンタイムID双方向認証を行えるという。同製品はWindowsログオン時の認証に使用できるほか、秘匿したいファイルの暗号/復号化に利用できる。また、USBキーをPCから取り外すと、作業中の画面を隠して操作をロックすることも可能。万一、PCが盗難・紛失した際にも、HDD内のデータは暗号化されているため、情報漏えいを防止できるという。

 さらに、Active Directoryと連携したネットワークログオンをサポートする、ネットワーク対応版も用意されている。こちらではこのほか、HTTPの拡張プロトコルであるWebDAVを利用すると、ファイル自動暗号/復号化や、ファイルアクセス権、ユーザーグループ、URLフィルタといった要素の管理も可能とのこと。



URL
  株式会社セキュアード・コミュニケーションズ
  http://www.secured-com.co.jp/
  f-SKIP9
  http://www.secured-com.co.jp/products/f_skip9.html


( 石井 一志 )
2004/12/21 16:26

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