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NTT Com、“業界初のMac OS X対応”ICカード認証ソリューション


セーフティパスPCロック for Mac(仮称)の利用イメージ
 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は1月17日、Mac OS X向けの、ICカードを利用したデスクトップセキュリティパッケージ「セーフティパスPCロック for Mac(仮称)」を開発したと発表した。同社によれば、Mac OS X対応のICカード認証ソリューションは初めてとのこと。なお開発は、NTT Comと株式会社ネットマークス、カームコンピュータ株式会社の共同で行われた。

 セーフティパスPCロック for Mac(仮称)は、ICカード認証プラットフォーム「セーフティパスビジネス」をベースに開発された、Mac OS X 10.3(Panther)対応のセキュリティパッケージ。PCのログオン時に、従来のID/パスワードだけでなく、ICカードを利用する2要素認証環境を構築する。加えて同パッケージではスクリーンセーバーを強制的に表示させ、ICカード認証を用いなければ解除できないようにすることが可能。これによって、離席時のセキュリティも高めることができる。

 また、Mac OS X Server 10.3で採用されたディレクトリサービス「Open Directory2」、ネットワークブート機能である「NetBootサービス」、パスワードの統一管理システム「キーチェーン」など、Mac固有のサービスにも対応。アクセス制御にあたる「オーソリゼーション(承認)サービス」を使用する、すべてのアプリケーションごとの認証が可能という。

 加えて、クライアントPCのOSに依存しないディレクトリサーバーを利用すれば、WindowsとMacとの混在環境においても、同一のICカードで利用できる。さらに、セーフティパスビジネスとの連携によって、社外からのセキュアなリモートアクセス、IC社員証カードと一体化させた利用なども行えるとのこと。

 導入に必要な初期費用は、ICカードとUSB接続のリーダーライターを含めて、30ユーザーで51万9750円より。NTT Comでは、デザイン/DTP/コンテンツ制作部門などでの使用を想定している。



URL
  エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
  http://www.ntt.com/
  ニュースリリース
  http://www.ntt.com/release/2005NEWS/0001/0117.html


( 石井 一志 )
2005/01/17 17:38

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