京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は1月18日、米nCircle Network Securityの脆弱性管理アプライアンス「nCircle IP360」を利用して、米Cisco Systems製(以下、Cisco)IDS(侵入検知システム)の精度を向上させるソリューション、「nCircle IDS nTellect for Cisco」の提供を開始すると発表した。
IDSを用いる場合には通常、大量に通知されてくるインシデント情報から誤検知を排除し、危険度の高い通報を見つけ出す作業が必要になる。しかしそれには膨大な手間と時間が必要になる場合が多いため、これを自動化するソリューションが数社から提供されている。
今回KCCSが提供するnCircle IDS nTellect for Ciscoも、これと同様の目的を持つもの。このソリューションでは、CiscoのIDSからのインシデント情報とnCircle IP360の脆弱性診断情報をマッチングさせることで、危険度が高いと想定される攻撃を、自動的に抽出する仕組みだ。
こうして抽出された攻撃はディスプレイ上にハイライトされるため、優先度の高い攻撃をリアルタイムに判別可能。最大90%ものアラートを減らすことができるため、管理者の運用負荷を大幅に削減できるとのこと。
■ URL
京セラコミュニケーションシステム株式会社
http://www.kccs.co.jp/
ニュースリリース
http://www.kccs.co.jp/press/release/050118.html
( 石井 一志 )
2005/01/18 18:23
|