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日本通信、社外からセキュアにブロードバンドを利用できるサービス |
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Secure PBは、社内ネットワークに設置するWindowsベースの専用サーバーとクライアントPCにインストールする専用ソフトとをVPNで接続し、双方で連動して通信内容を暗号化したり、パーソナルファイアウォールやウイルスチェックなどのセキュリティプログラムを組み合わせてセキュアな通信を行う。社内でサーバーを用意できないユーザーに対してはホスティング型サービスの提供も予定しているという。 社外からの通信手段は、各事業者が提供する公衆無線LANサービスのほか、ADSLやFTTHなどのブロードバンド、PHSや携帯電話を利用した移動体通信も利用できる。日本通信ではユーザーが利用する通信手段やアプリケーションなどに応じて個別にチューニングを行い、最適な速度とセキュリティレベルでサービスを提供するとしている。 クライアントPCにはシンプルなインターフェイスのプログラムが常駐し、ネットワークに接続すると、あらかじめ設定されたポリシーに基づいた各種セキュリティプログラムが自動的に起動し、通信内容を保護する。またやりとりされる画像を圧縮するなど、体感速度を向上させるアクセラレータを利用することもできる。 さらにメールソフトと連動して、送受信されるメール内容の暗号化、Microsoft OfficeやPDFなどの添付ファイルの編集・印刷禁止、閲覧期限の設定などを行うことができる。Outlook 2000以降、Outlook Express 6以降、およびLotus Notesに対応する。社外の人のものなどSecure PBを適用していないPCでも無償のプラグインをインストールすることでメールの復号化が可能。なお、クライアントPCにインストールするプログラムは、当初は英語版のみの提供だが、近日中に日本語版も用意される。 代表取締役社長の三田聖二氏は「社外でも社内と同じ環境でグループウェアや業務アプリケーションなどを使いたいというニーズが高まっているが、セキュリティの問題に加えて、通信環境が異なるとアプリケーションが思わぬ動作をする可能性があるなど、なかなか利用に至っていない」と現状を説明する。これに対しSecure PBでは、従来各ベンダから個別に提供されていた複数の技術を組み合わせて、個別に最適なシステムを提供する「世界で初めてといってもいい」（三田氏）形態をとる。 同社はPHS網や公衆無線LANを利用した定額制データ通信サービス「b-mobile ONE」などを提供しているが、Secure PBによってこれらを補完し、法人事業を強化する方針だ。 ■ ＵＲＬ 日本通信株式会社 http://www.j-com.co.jp/ プレスリリース http://www.j-com.co.jp/news/release/0501.html ■ 関連記事 ・ サイボウズ、日本通信と協業し公衆無線LANとPHSの定額パッケージを販売（2004/07/01） ・ インテルキャピタル、日本通信への出資を発表（2004/01/22）
（ 朝夷 剛士 ）
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