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エージェントレスのWebサーバー改ざん検知・自動復旧システム


 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は、Webサイトの改ざんを検知するソリューション「Webエイド」を、1月24日より販売開始すると発表した。今回は製品だけでなく、構築サービスもあわせて富士通SSLが提供する。なお同社はこのサービスの開始にあたってJNS株式会社と提携。JNSの「isAdmin for Web Pro」をベースに、Webエイドを提供するという。価格は、Webエイドの製品部分が50万円(税別)より、導入支援サービス部分が30万円(同)より。

 Webエイドでは、Webページの改ざんを速やかに検知して、自動的に復旧するシステムを構築する。同システムでは、正しいコンテンツ情報を取得して定期的にWebサーバーのコンテンツをチェックし、内容が前回のチェック時と異なる場合に、改ざんによるものかどうかを自動判別する。そして、改ざんと判定された場合は、Web管理者へ報告するとともに、正しいコンテンツに自動復旧を行う。

 また、ユーザーの環境にあわせて、改ざん検知の範囲や期間、報告形式や自動復旧の範囲を細かく設定できるほか、コンテンツ更新時の管理者の作業は不要。復旧時も自動復旧の仕組みを用意することによって、タイムラグなく復旧できる。加えて、Webサーバー側にはエージェントを必要とせず、環境に依存しないため、管理用PCへのインストールだけで簡単に導入できるとのこと。

 なお、富士通SSLではすでにWebコンテンツ管理製品「Webコアシリーズ」を提供しているが、同シリーズとWebエイドの連携も可能。同社では、「両シリーズの連携により、Webサイトのコンテンツ管理から改ざん検知、自動復旧までを効率よく行える」としており、今後2年間で1億円の売り上げを見込んでいる。



URL
  株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
  http://www.ssl.fujitsu.com/
  JNS株式会社
  http://www.jnsjp.com/
  Webサイトソリューション(富士通SSL)
  http://www.ssl.fujitsu.com/products/website/index.html


( 石井 一志 )
2005/01/24 12:53

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