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日立情報、自動で被害拡大を防ぐウイルス・情報漏えい対策ソリューション


 株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)は1月25日、社内ネットワークのセキュリティインシデントを検知し、被害拡大を自動で防止するソリューション「SHIELD/ExLink」を発表した。価格は60万円から(SI費用、ハードウェア費用は別途)。

 SHIELD/ExLinkは、ほかのセキュリティ製品と連携することで、ウイルスや不正侵入などを検知し、自動的に対策するソリューション。ウイルス対策を行う「SHIELD/ExLink-VG」、内部情報の持ち出しを防ぐ「SHIELD/ExLink-VA」、ネットワーク内の盗聴を阻止する「SHIELD/ExLink-PS」の、計3つのラインアップが用意されている。

 このうちSHIELD/ExLink-VGでは、PCがウイルスに感染した場合にそれを検知し、感染PCもしくは該当するLANセグメントをネットワークから切り離す。また、PC内にインストールされたウイルス対策ソフトのパターンファイル更新状況をチェックする機能も備えており、未更新PCも感染PCと同様、ネットワークへ接続させないようにできる。

 またSHIELD/ExLink-VAでは、社内サーバーからの情報持ち出しを検知してそれを遮断するほか、SHIELD/ExLink-PSを利用すると、社内ネットワーク内での盗聴行為に関しても、検知・防止が可能になるという。

 連携するソフトは、日立の統合管理ソフト「JP1」や不正PC排除ソフトの「NX NetMonitor」、シマンテックのウイルス対策ソフト「Symantec AntiVirus Corporate Edition」、セキュリティフライデーの情報漏えい対策ソフト「VISUACT」「Promiscan」。

 日立情報では主に、セキュリティ対策に負担を感じている中堅・中小企業、e-Japan IIへの対応が本格化する自治体市場に向けて拡販するとのことで、今後3年間で200システム、10億円の販売を目標としている。



URL
  株式会社日立情報システムズ
  http://www.hitachijoho.com/
  ニュースリリース
  http://www.hitachijoho.com/news/2005/050125.html


( 石井 一志 )
2005/01/25 15:09

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