NECソフト株式会社は、認証システム製品「SecureTrue/ICカードデスクトップセキュリティ」(以下、SecureTrue)の機能を強化し、2月中旬より販売開始する。今回の新版ではスマートカードログオン機能が追加されたほか、オプション機能としてログ採取機能、デバイスロック機能を新たに用意した。
SecureTrueは、ICカードにユーザーIDやパスワード、電子証明書などの認証情報を記憶させることで、よりセキュアな個人認証環境を構築するシステム。同システムが導入されているPCでは、ログオン時に正規のICカードが必要となるため、クライアントPCが不正なユーザーに利用されることを防止できる。加えて、エンドユーザーが自分用のPC以外を使用するケースでも、自らのICカードの認証情報を利用して、確実な本人認証を行えるという。
さらに、今回追加されたスマートカードログオン機能では、ICカード上の電子証明書を利用して、Active Directoryへログオンできるようになった。また、オプションとして追加されたログ採取機能を利用すると、クライアントPC上で実行されたログオン/ログオフやスクリーンロック、クライアントPCの操作プロセスといった各項目の監視を行えるため、管理者による不正利用の検査、クライアント利用状況の把握を行えるとのこと。一方、デバイスロック機能により、USBメモリ、CD-R/RW、FDDなどの外部記録媒体の使用を制限可能。情報漏えいの防止に威力を発揮する。
対応OSは、Windows XP Professional/2000 Professional/Me/98 SE。NECソフトでは、オプションを含めて今後2年間に4万ライセンス、6億円の売り上げを見込んでいる。
■ URL
NECソフト株式会社
http://www.necsoft.co.jp/
( 石井 一志 )
2005/01/31 11:29
|