エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は2月1日、トータルセキュリティサービス「GuardIT(ガーディット)」のラインアップに、検疫ネットワークを実現する「検疫型クライアントファイアウォール管理サービス」を追加すると発表した。価格は、初期費用が55万円から、月額費用が15万円から。
今回の新サービスは、企業の従業員が使用するPCのセキュリティを統一的に集中管理するとともに、ウイルス対策ソフトとの連携により、セキュリティポリシーに違反するPCの通信を制限するもの。クライアントPCのセキュリティ確保には、チェック・ポイントのファイアウォールソフト「Integrity」を利用し、ウイルスや不正アクセスなどからPCを保護するという。
また、Integrityの適用ポリシーはNTT Comのサーバーから配布されるため、PCを利用している従業員のスキルに依存せず、統一したポリシーの適用を確実に行える。これは外出先からVPN経由で社内へアクセスする場合などでも同様で、PCが社内ネットワークへの接続を試みた際に、NTT Comのサーバーから最新のポリシーをダウンロードして、自動的に適用する。
さらに同サービスでは、クライアントPCにおけるウイルス対策ソフトの稼働の有無やパターンファイルの状態、OSのセキュリティパッチ適用状況などをチェックし、セキュリティポリシーに違反しているPCの通信制限、エンドユーザーへの警告を行える。これによって、ネットワーク内でのワームまん延などを防止できるとのこと。
■ URL
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
http://www.ntt.com/
ニュースリリース
http://www.ntt.com/release/2005NEWS/0002/0201.html
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( 石井 一志 )
2005/02/01 17:28
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