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Fortinet、スパム対策用のメール専用アプライアンスとマネージドサービス


FortiMail-400
 米Fortinetは2月7日(米国時間)、メール専用セキュリティアプライアンス「FortiMail-400システム」を2005年上半期中に、マネージドアンチスパムサービス「FortiGuard-Antispamサービス」を2005年第1四半期中に提供すると発表した。

 FortiMail-400システムは、アンチウイルス検知機能とメールスキャンによるアンチスパム機能を備える中規模拠点や支社向けのメール専用セキュリティアプライアンス。OSにはFortiOSを採用している。価格は現時点で未定。

 設置にあたっては、既存のメール環境を変更せずにシームレスに統合できる「トランスペアレントモード」、メールリレーサービスにより送受信メール双方に対するスキャン機能を提供する「ゲートウェイモード」と、既存のメールサーバーの前に配置する2つのモードに加え、それ自身をメールサーバーとして利用する「サーバモード」を選択できる。

 アンチスパムの機能としては、アクセスポリシーとコンテンツによりフィルタリング、リアルタイムに更新、提供されるブラックホールリスト、ブラック/ホワイトリスト、ユーザー単位で独自のプロファイルを作成できるベイジアンフィルタ、ヒューリスティックフィルタなどを備える。

 FortiGuard-Antispamサービスは、ネットワーク境界で約40%のスパムを排除できるアンチスパムサービス。FortiOS v2.8 MR8を搭載する同社のFortiGate/FortiMail製品のいずれにも追加導入でき、既存のFortiGuard Web URLフィルタリングサービス同様に、マネージドサービスの形態で提供される。料金は年間契約で2万円台から。

 FortiGuard-Antispamサービスを付加したFortiMail/FortiGateシステムでは、メールスパム送信者の“IPアドレス”、さらにスパムURLへのリンクや既知のスパム内容を含むコンテンツフィルタからなる“URIスキャンニング”を用いる「デュアルパス」スキャンテクノロジーにより、スパムメールを排除する。なお「デュアルパス」スキャンテクノロジーに用いられるコンテンツリストは、Fortinet グローバルレスポンスチームにより毎日更新されている。

 Fortinetでは、両方の製品・サービスを併用することで、メールサーバーとネットワーク境界でアンチスパム防御がなされ、相乗効果によりアンチスパム技術の効果をさらに高められるとしている。

 なお大規模向けの製品については、順次提供される予定。



URL
  米Fortinet
  http://www.fortinet.com/
  プレスリリース
  http://www.fortinet.co.jp/news/pr/2005/pr020805.html


( 岩崎 宰守 )
2005/02/08 18:50

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