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セキュリティレベルを選択可能な検疫ネットワークソリューション


 株式会社ハンモックは、検疫ネットワークパッケージ「Asset View SECUREシリーズ」の販売を3月1日より開始する。同パッケージは、武藤工業株式会社、株式会社アクシオとの共同開発によるもので、全3種類を用意し、企業が求めるセキュリティレベルに応じて、必要なパッケージを選択できるようにしたという。

 Asset View SECUREシリーズは、企業のセキュリティポリシーを満たしていないPCを、警告したり、ネットワークに接続させないようにしたりする、検疫ネットワークのソリューション。用いるソフトの違いによって3種類がラインアップされた。

 このうちエントリークラスの「Asset View SECURE EZ」は、不正利用PCの検出・警告を行うもの。ハンモックの資産管理ツール「Asset View HYPERシリーズ」のうち、PC資産管理機能を備える「Asset View HYPER A」、不正利用PC検知機能を持つ「Asset View HYPER S」を組み合わせて提供する。これらを用いることで、作成しておいたPC管理台帳に掲載されていないPCが接続された場合、管理者に対して警告が通知されるようになる。

 ミドルクラスの「Asset View SECURE STD」は、DHCPサービスソフト「Asset View HYPER S plus」をAsset View HYPER Aと組み合わせて利用し、不正なPCのネットワーク接続を遮断するソリューション。具体的には、Asset View HYPER S plusがPCの認証を行い、MACアドレスとの照合で正規のPCと確認された場合のみ、IPアドレスを発行する仕組み。従来、認証DHCPサービスを用いたネットワークでは、手動でIPアドレスを設定されると有効に機能しなかったが、同ソリューションはこうしたPCの接続も拒否できるという。

 ハイエンドのAsset View SECURE PROは、Asset View HYPER A、ソフト配布機能を持つ「Asset View HYPER D」と、アルカテルの認証スイッチ「OmniSwitch」を連携したソリューション。PCのセキュリティパッチ更新状況、ウイルス対策ソフトのパターンファイル状況などを確認し、セキュリティポリシーを満たしていないPCのネットワーク接続を遮断する。

 また同時に、パターンファイルなどを配布してセキュリティレベルを向上させた後に、再接続させることも可能という。なお同ソリューションでは、アクシオの「検疫シングルサインオンツール」を用いることにより、一度の操作でWindowsログオンや検疫ネットワークへのログオンなどを済ませることができるとのこと。

 各パッケージの費用はクライアント数に応じて異なるが、1,000~1,999台の場合、Asset View SECURE EZが2,100円/台、同 STDが2,300円/台、同 PROが4,800円/台となっている。



URL
  株式会社ハンモック
  http://www.hammock.jp/
  Asset View SECUREシリーズ
  http://www.hammock.jp/secure/
  武藤工業株式会社
  http://www.mutoh.co.jp/
  株式会社アクシオ
  http://www.axio.co.jp/

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( 石井 一志 )
2005/02/14 11:45

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