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企業のセキュリティリスク管理を支援するサービス、ビートラステッドから


 ビートラステッド・ジャパン株式会社は、企業のセキュリティリスク分析を支援する「Cybertrust Risk Management Program」を、4月1日より提供開始する。価格は企業規模などの要因によって異なるが、1事業所あたり1000万円/年程度からになるという。

 Cybertrust Risk Management Programは、米Cybertrustのセキュリティに関するノウハウなどを利用して、企業の総合的なセキュリティリスクを分析し、顧客にアドバイスを行うサービス。さまざまなセキュリティ対策支援サービスメニューを統合し、1年単位のプログラムで提供する。

 同プログラムは4つのフェイズから構成されており、1つ目の「リスク識別」フェイズでは、既存のIT資産やセキュリティポリシー、運用手続きなどを洗い直して、資産の重要度に基づく対策優先順位をつけた資産目録を作成。次の「リスク評価」フェイズでは、その目録に基づいて企業のネットワークに存在するリスクを洗い出す。

 またその次の「リスク対応」フェイズで、セキュリティアナリストが実行可能なリスク低減手段を具体的に助言するとともに、最後の「確実化」フェイズでは、セキュリティ管理サイクルの実施などによる、ビジネス環境、ネットワーク環境の確実な運用を支援する。

 なおビートラステッド・ジャパンでは、Cybertrust Risk Management Programの顧客はNimda、SQL Slammer、Blasterなどのワームによる経済的損失を平均95%以上低減できたとしており、同プログラムについて、初年度3~5億円の売り上げを見込んでいる。



URL
  ビートラステッド・ジャパン株式会社
  http://www.betrusted.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.betrusted.co.jp/news_events/press/press.asp?prid=321


( 石井 一志 )
2005/03/22 19:23

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