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日立、2つの記録媒体にデータを分割保存する情報漏えい防止製品


 株式会社日立製作所は4月1日、セキュリティソリューション「モバイル割符」のラインアップに、「モバイル割符 model M」(以下、model M)を追加すると発表した。価格は、基本セットが26万1450円から。

 モバイル割符は、システムファイルを除くプログラムや、ファイル、フォルダなどを分割して保存するモバイル向けセキュリティソフト。秘密分散法を用いて、データをPCとUSBメモリに分割保存するため、両方がそろわないと、ファイルの操作や閲覧ができなくなる。

 今回のmodel Mでは、分割したデータをPCではなく、MOなどの記録媒体と専用のフラッシュメモリの2つに保存できるようになった。また利用環境は、このフラッシュメモリをPCに指すだけで整うため、たとえば複数の顧客が関連する契約書などの重要な情報を、ある顧客のもとで修正し、別の顧客に持参する場合などでも、モバイル割符の機能を利用したセキュアなデータの輸送が行えるという。

 専用USBメモリは、256MB/512MB/1GBの各容量を備えた3種類を用意。記録できる容量によってメモリ内に保存する割合を自動的に設定するので、大容量データの割符化にも対応する。利用可能なOSは、Windows XP Professional SP1以上と、Windows 2000 Professional SP4。



URL
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2005/04/0401a.html


( 石井 一志 )
2005/04/01 16:29

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