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マイクロソフト、4月13日に“緊急”レベルの修正パッチ8件を公開

Windows XP SP2への自動アップデート無効化ツールは遮断終了

 マイクロソフト株式会社は4月8日、米国時間の4月12日(日本時間 4月13日)に配布を予定しているWindowsセキュリティ修正パッチを予告した。

 これによると、深刻度が最も高い“緊急”の修正パッチが、合計8件配布される予定。内訳は、Windowsに影響するものが5件、Officeに影響するものが1件、MSN Messengerに影響するものが1件、Exchangeに影響するものが1件。なお、Windowsの修正パッチは再起動を必要とするものが含まれるとのこと。

 また、Windowsにおける悪意あるソフトウェアの削除ツール「Microsoft Windows Malicious Software Removal Tool」の更新バージョン、およびWindowsにおけるセキュリティとは無関係で優先度が高い更新プログラムがそれぞれ配布される。なお、前者はSoftware Update Services (SUS) 経由では配布されないので、Windows Updateを利用する必要がある。

 このほか、既報のとおりWindows XP SP2へ自動更新する機能を一時的に遮断するツールの有効期限が同日で終了する。これ以降、遮断ツールを利用しているユーザーはWindows Updateのサイトにアクセスし手動でSP2の取得が可能となる。また、自動的に更新を受け取るように構成されているシステムでは、SP2が自動的に配布されるようになる。SP2を適用したくない場合は、Systems Management Server 2003やSoftware Update Servicesなどの企業向け更新管理ソリューションを利用することで、企業内に展開したい更新やサービスパックをコントロールできる。



URL
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知
  http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/advance.mspx
  SP2自動更新遮断サンプルツール
  http://www.microsoft.com/japan/technet/prodtechnol/winxppro/maintain/sp2aumng.mspx

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( 朝夷 剛士 )
2005/04/08 14:54

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