株式会社ラックと松下電工株式会社は4月14日、企業内に持ち込まれる未登録PCを検知する「IntraPOLICE」システムを共同で開発し、販売を開始すると発表した。
IntraPOLICEは、企業内に不正に持ち込まれるPCを検知するシステム。ネットワーク上のパケットをすべて受信して、登録情報と照合するセンサーアプライアンスと、管理用のソフトからなる。従来のシステムでは、複数のサーバー上に専用ソフトを導入するか、認証ネットワークシステムの導入が必要であったが、これらは導入時に相応の負担が発生するだけでなく、運用管理面でも手間がかかる場合が多かったという。
しかしIntraPOLICEでは、パケットに含まれるIPアドレスとMACアドレスを登録PC情報と照合して、未登録PCを検知し、管理ソフトを介してシステム管理者に通報するだけのシンプルな仕組みを採用し、導入や運用を簡単に行えるようにした。同システムの導入は、アプライアンスの電源を入れてネットワークに接続するだけで完了するほか、設定も、接続を許可するPCの情報をCSVファイルから一括登録するのみと単純化されている。
開発にあたっては、ラックがソフト部分を、松下電工がセンサーのハード部分をそれぞれ担当。販売は、5月より両社のパートナー企業を通じて開始される。なお今後は、未登録PCの接続を遮断するオプション機能も提供される予定とのこと。
■ URL
株式会社ラック
http://www.lac.co.jp/
松下電工株式会社
http://www.mew.co.jp/
プレスリリース(PDF)
http://www.lac.co.jp/news/pdf/20050414.pdf
( 石井 一志 )
2005/04/14 14:24
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