Enterprise Watch
最新ニュース

日立、事件・事故の発生に備えるコンピュータフォレンジックソリューション


 株式会社日立製作所(以下、日立)は、セキュリティソリューション「Secureplaza」のラインアップに、コンピュータフォレンジックソリューション「Secureplaza/FS」を追加し、4月18日から販売を開始すると発表した。

 コンピュータフォレンジックとは、不正アクセスやデータ改ざんなどの「事件」が発生した場合に、現場のPCやネットワークなどからログなどを収集して、その追跡を行おうとする手法のこと。Secureplaza/FSでは、企業のコンプライアンスや監査への対応、証拠保全への的確な対応を目的とし、単にPCやネットワークのアクセスログを取得・保管するシステムを構築するだけでなく、さまざまな活動記録情報を適切に活用する手法・ノウハウの提供を行う。

 具体的には、ネットワークログやサーバーへのアクセスログ、メールの送受信記録、プリンタ出力ログなどに加え、入退出記録や映像監視など物理セキュリティ面での記録を保管するシステムを構築する。あわせて、電子署名、タイムスタンプ、WORM(書き換え不能)メディアなどを活用して、これらの記録の非改ざん証明を行えるようにする。またその記録を専門家が分析・監査する「不正アクセス解析サービス」によって、事件・事故への的確かつ迅速な対応の取れる体制を確立できるように支援していく。

 価格はすべて個別見積もり。日立では、2005年度末までに50社への販売を目標としている。



URL
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2005/04/0414.html


( 石井 一志 )
2005/04/14 15:58

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.