株式会社ホライズン・デジタル・エンタープライズは4月27日、Linux向けのスパムメール・フィッシングメール対策ソフト「HDE Anti-Spam 1.0 for Gateway」を5月24日より販売すると発表した。
フィルタリング機能として、1)スパムメールのパターンを学習することで未知のスパムメールに対処するベイジアン方式、2)スパムメールの代表的な特長をスコアリングし、その結果から判定するヒューリスティック方式、3)メールアドレスを登録(ブラックリスト)することでフィルタリングするブラックリスト方式、4)スパムメール送信者や、第三者のメール中継を許可しているサーバーのリスト(RBL)を参照し、スパムメールの可能性が高いサーバーからのメールをフィルタリングするRBL参照、5)メール受信時に、正規メールサーバーから送られてきたメールなのか、送信元を偽ったメールなのかを判断する「SPF」と、送信されるメールに暗号化された電子署名がなされ、受信側がその内容を確認し、正しければ受信を許可する「DomainKeys」の送信者認証機能、を搭載。これらの機能により、スパムメールやフィッシングメールをブロックする。
運用面では、スパムメール検出時にメールのサブジェクトやヘッダーにスパムメールであることを知らせる文字列の挿入機能や、スパムメール調査などのために任意のメールアドレスやドメインのみフィルタリングの対象からはずす機能、統計情報の視覚的なレポーティング機能、などが用意されている。
対応ディストリビューションは、Red Hat Enterprise Linux ES 3/4、AS 3/4、WS 3/4、Turbolinux 8/10 Server、Miracle Linux Standard Edition V3.0。価格は、25万8300円(100ユーザー版)より。同社では、年間500本の販売を目標としている。
■ URL
株式会社ホライズン・デジタル・エンタープライズ
http://www.hde.co.jp/
プレスリリース
http://www.hde.co.jp/press/pressrelease/release.php?rd=200504270
( 福浦 一広 )
2005/04/28 16:00
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