日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は6月2日、米Interlink Networksの無線LAN認証システム、「LucidLink」の日本語版を販売開始したと発表した。
LucidLinkは、専門知識がなくても簡単に無線LANのユーザーを認証できる、「会話型」の認証システム。現在、無線LAN環境のセキュリティを強化しようとする際は、証明書を配布して認証に用いるケースが多い。しかし、証明書を用いるケースでは、その管理に非常に手間がかかる。また、ユーザーに証明書ファイルを配布して管理を任せる場合には、証明書ファイルが盗まれたり紛失したりする危険性もあるという。
そこでLucidLinkでは、「ユーザーと認証管理者が会話をするように」(日商エレ)、簡単に認証作業を終了できるようにした。同製品では、ユーザーが認証申請の画面でクリックし、管理者が承認の画面でクリックする「計2クリック」だけで、認証作業は終了する。また認証された際には、ユーザーのPCに証明書を自動的にインストールする仕組みになっており、ユーザーには証明書の管理をさせないため、その面での危険性も排除できるとのこと。
加えて、ユーザーごとに認証期限を日付単位で設定できる機能、サーバー管理者の負担を軽減するため、認証権限の分与を行える機能も備えている。
価格はオープンだが、250ユーザー規模では、1ユーザーあたり約3000円程度になるとしている。
■ URL
日商エレクトロニクス株式会社
http://www.nissho-ele.co.jp/
プレスリリース
http://www.nissho-ele.co.jp/press/goods/2005/0506_lucidlink.htm
( 石井 一志 )
2005/06/02 14:29
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