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すべての暗号化ファイルを復号できる「マスターキー」付き暗号化ソフト


 株式会社オーク情報システムと北陸日本電気ソフトウェア株式会社は6月2日、マスターキー付き暗号化ソフト「CyberCrypt」を共同開発し、同日より発売を開始した。

 CyberCryptは、秘密鍵を用いた暗号化ソフト。最大の特長は、企業に1つだけ提供される「マスターキー」により、すべての情報を復号できる点。これは、従来の暗号化ソフトが暗号鍵と復号鍵をペアで1つしか持たないため、従業員が暗号化した内容の監査ができないだとか、担当者が不在の際に利用できないといった問題の可能性があるものを改善する機能として提供される。マスターキーには、従業員が暗号化したすべての情報を復号できる企業マスターキーと、所属の従業員が暗号化したすべての情報を復号できる所属マスターキーが用意されている。

 そのほかの機能としては、1)ファイル・ディレクトリ単位の暗号化・復号処理、2)グループ共用鍵によるグループ用の機密情報の暗号化、3)社外とのやり取り用にパスフレーズで自動復号できる暗号化ファイルの作成、などがある。

 企業契約のみの販売で、初期ライセンス料(100ライセンス含む)が40万円、500ライセンスの場合190万4000円。



URL
  株式会社オーク情報システム
  http://www.oakis.co.jp/
  北陸日本電気ソフトウェア株式会社
  http://www.hnes.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.hnes.co.jp/press/prswill050602.htm
  製品情報
  http://www.oakis.co.jp/CyberCrypt/


( 福浦 一広 )
2005/06/02 16:42

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