株式会社ディアイティ(以下、dit)は、企業内通信をセキュアに行うための「SSH Tectiaソリューション」に、IBM製メインフレームのユーザーに特化した「SSH Tectia Server (M)」と、ファイル転送に特化した「SSH Tectia Sever (F)」を追加し、7月より販売を開始する。
SSH Tectia Sever (F)は、Secure Shell技術の1つであるSFTP(Secure File Transfer Protocol)をベースに設計された製品。SSH G3アーキテクチャとCryptiCore暗号化アルゴリズムを実装しており、これを用いることで、安全なファイル転送を行うことができるという。
また、JAVAやC言語のための、クライアント側向けSFTP APIを提供しているので、セキュアなファイル転送の機能を、ほかのアプリケーションやサードパーティのファイル転送管理システムと連携させることもできる。
対応OSは、Windows XP/2000/Server 2003、Solaris、AIX、HP-UXと、z/OS、zSeries/Linux、iSeries/Linuxなど。価格は、サーバー側が24万8000円(税別)、クライアント側が6万8000円(同)。
ditでは、「大規模なファイル転送を必要とする、金融機関や大企業に適している」としており、政府、金融機関や、従業員500名以上の企業を中心に販売を行う。初年度の売り上げ目標は2000万円。
一方のSSH Tectia Server (M)は、IBM z/OSに特化したセキュリティソリューション。これを用いると、SSH2によるターミナルアクセス、SFTP2/SCP2でのファイル転送が可能になるため、メインフレームで管理される重要なデータも、保護できるようになるという。
価格は477万円(税別)。こちらも、政府、金融機関をはじめ、従業員500名以上の企業を主な対象として販売する意向で、初年度1億円の売り上げを目標とする。
■ URL
株式会社ディアイティ
http://www.dit.co.jp/
ニュースリリース
http://www.dit.co.jp/news/2005/2005_0602.html
( 石井 一志 )
2005/06/03 18:16
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