マイクロソフト株式会社は6月15日、「緊急」レベル3件を含む全10件の月例セキュリティアップデートを公開した。Windows Updateなどによって適用することで、Internet Explorer(IE)やHTMLヘルプの脆弱性により、リモートでコードが実行されるなどの危険を回避することができる。環境により再起動を要する場合もある。
緊急レベルとされているのは、IEの累積セキュリティ更新(MS05-025)、HTMLヘルプの脆弱性によってリモートでコードが実行される危険(MS05-026)、サーバーメッセージブロックの脆弱性によってリモートでコードが実行される危険(MS05-027)の3件。いずれもクライアントOSではWindows 2000/XPが対象となっているほか、一部Windows 98/Meも該当する。サーバーOSではWindows 2000 Server/Server 2003の各エディションが対象。
このほか、「重要」「警告」とされる脆弱性には、上記のOSのほか、Outlook Express 6やExchange 5.5 SP4、Windows Services for UNIX、Internet Security and Acceleration(ISA)Serverなどが対象となっているものも含まれる。
■ URL
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
2005年6月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms05-jun.mspx
( 朝夷 剛士 )
2005/06/15 11:39
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