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メールアドレスをキーに暗号化するセキュリティ製品、ASPサービスも提供
キヤノンシステムソリューションズ株式会社と三井物産セキュアディレクション株式会社(以下、MBSD)は6月23日、メール暗号化ソリューションで協業すると発表した。
これに伴いキヤノンシステムソリューションズは、MBSDが国内総代理店として取り扱っている米Voltage Securityの暗号化製品、「Voltage IBE Gateway Server」「Voltage SecureMail」の販売と、Voltage Securityの製品を利用した暗号メールASPサービスの提供を開始した。
Voltage Securityのセキュリティ製品群は、メールアドレスなどの一般的な情報を公開鍵として暗号化を行う、「IBE(Identity-Based Encryption)」暗号化方式を採用している点が特徴。PKIのような大がかりな仕組みを導入しなくとも、メールなどの暗号化を行えるようになるという。
製品の価格は、メール暗号化プラグインのVoltage SecureMailが148万円(税別)から、メール暗号化ゲートウェイのVoltage IBE Gateway Serverが248万円(同)から。ASPの形態で提供される「Voltage 暗号メールサービス」は、1クライアントあたり月額1000円(同)から。キヤノンシステムソリューションズでは、2006年3月までに80社への導入を見込む。
また両社は今後、キヤノンシステムソリューションズが販売しているメール監査ツール「GUARDIANWALL」とVoltage IBE Gateway Serverの連係機能を2005年夏ごろより提供する予定で、両製品のセット販売も行うとしている。
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URL
キヤノンシステムソリューションズ株式会社
http://www.canon-sol.co.jp/
三井物産セキュアディレクション株式会社
http://www.mbsd.jp/
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( 石井 一志 )
2005/06/23 15:55
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