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KCCS、監査機能などが追加された統合ディレクトリ管理システムの最新版


 京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)は6月27日、統合ディレクトリ管理システム「GreenOffice Directory」の最新版を発表した。

 GreenOffice Directoryは、企業内の複数のシステムに分散して存在するアカウントを一元管理する統合ディレクトリ管理システム。アカウントを統合管理することで、各種システムごとにアカウントを設定する必要がなくなり、設定ミスやアカウントの削除ミスなどのセキュリティリスクを回避できるという。適用するルールは組織・役職・役割などを組み合わせたものを設定できるため、柔軟なセキュリティポリシーの構築・適用が可能。また、組織変更・人事異動に先立って、アカウントやアクセス権限の変更情報を準備できる仕組みも用意されている。

 最新版では、変更履歴のトレースを行える「監査機能」、柔軟な経路設定が可能な「ワークフロー機能」、IDやアクセス権限の開始・停止の自動化に対応した「有効期限管理機能」、パスワードの初回変更機能や入力ミスによるアカウントロックなどを実現する「パスワード管理機能」などの機能が追加されている。

 対応OSは、サーバー側が、Red Hat Enterprise Linux AS 2.1またはWindows 2000 Server/Server 2003。クライアント側が、Windows 2000/XP。このほか、サーバー側にはIBM WebSphere 4.0.4/5.1やOracle 9i Serverなどが、クライアント側にはIE 6.0以上が必要。価格は、300ユーザーで210万円から。同社では、年間4億円の販売を目標としている。



URL
  京セラコミュニケーションシステム株式会社
  http://www.kccs.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.kccs.co.jp/press/release/050627.html


( 福浦 一広 )
2005/06/27 12:39

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