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NEC、グループ署名技術を用いたプライバシー保護型認証方式を開発
日本電気株式会社は7月22日、世界最小データ量・世界最小計算量のプライバシー保護型認証方式を開発したと発表した。製品化は未定で、同技術を搭載したシステムの開発に今後注力するとしている。
今回開発された認証方式は、グループ署名(ある権限を持つグループに所属しているかどうかを認証する技術)と呼ばれる認証方式に属するもの。主な特長として、1)個人名やIDを用いずに、認証対象が権限のあるグループに属しているかどうかの確認が可能、2)特定の管理者のみが、認証された個人が誰であったかを認証記録から特定することが可能、3)独自の新アルゴリズムにより、世界最小の認証データ長を実現、4)認証データの作成・検証を世界最小の計算量で実現する安全性の高い方式の確立、などが挙げられている。
この認証方式を用いることで、クレジットカード決済の場合、カード番号や氏名を用いずに特定のクレジットカード会社と契約している会員であることだけを確認することが可能になるため、情報漏えいのリスクを軽減できるとしている。
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URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0507/2202.html
( 福浦 一広 )
2005/07/22 15:54
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