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米Foundryのネットワーク製品をベースにしたワーム拡散防止ソリューション


このソリューションで用いられる「Mirage CounterPoint」アプライアンス。発表当時はMirage Inverted Firewallと呼ばれていた
 物産ネットワークス株式会社と三井物産セキュアディレクション株式会社(以下、MBSD)は8月4日、ワーム拡散防止ソリューションの提供を開始すると発表した。

 このソリューションは、MBSDが国内総代理店を務める米Mirage Networksのワーム拡散抑止アプライアンス「Mirage CounterPoint」と、物産ネットワークスが扱っている米Foundry Networksのネットワーク製品を組み合わせて提供されるもの。ワーム感染PCがネットワークに接続されてしまった場合でも、発信元を隔離することで二次感染を防止できるようにする。

 具体的には、他社製のIDS/IPSが、Foundry Networks製品の備える「sFlow」モニタリング機能から入手した情報をもとに、脅威を発見できる仕組みも提供。いったん脅威が発見された場合には、Foundry Networksの管理ソフト「IronView Network Manager」が関連するルータ/スイッチに対して、攻撃を防ぐ設定を自動で行うという。

 またMirage CounterPointが、ワームが行う攻撃や感染活動を「おとりホスト」に向けさせることによって、感染の拡大を防ぐ。ワームの発見に関しては「ワームの行動パターン」に基づく検知方法を使用するため、シグネチャに依存せず、未知の脅威に対しても有効に働くとのこと。

 両社では、「ウイルス対策ソフトや検疫ネットワークソリューションなどをすり抜け、感染クライアントが発生した場合でも、被害を最小化することが可能となり、これまでにない強固な企業ネットワークを構築することが可能となる」としている。



URL
  物産ネットワークス株式会社
  http://www.foundry.co.jp/
  三井物産セキュアディレクション株式会社
  http://www.mbsd.jp/
  ニュースリリース
  http://www.foundry.co.jp/newsevents/pr2005/pr08_4_05.html

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  ・ 既存セキュリティ製品を補完するワーム対策アプライアンス(2004/11/16)


( 石井 一志 )
2005/08/04 15:11

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