Enterprise Watch
最新ニュース

米Microsoft、「Zotobの感染率はほかに比べて低いレベルを維持」


 米Microsoftは8月17日(米国時間)、Windowsを攻撃対象としたネットワーク ワーム「Zotob」およびその亜種の状況について「感染率はほかのネットワークワームに比べて低いレベルを維持している」とし、事実上、事態は収束に向かいつつある考えを示した。

 同社では、ZotobはWindows 2000にのみ影響を与えるもので、Windows XPやMS05-039のセキュリティアップデートが適用したマシンは影響を受けないとしている。また、万が一感染した場合の自動削除ツールを提供している。

 一方、Zotobと同時期に同じMS05-039で公開された脆弱性を攻撃する「Rbot」についてMicorosoftは言及していないが、大規模な感染があったという報告はされていない。

 内外のウイルス対策ソフトベンダーは、ワーム削除ツールの提供とともにソフトのアップデートを呼びかけており、またファイアウォールなどのセキュリティ製品ベンダーは、相次いで自社製品におけるワームからの防御が有効であることをアピールしている。



URL
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  プレスリリース
  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2374

関連記事
  ・ Windowsをターゲットとするワーム感染が世界で拡大(2005/08/17)


( 朝夷 剛士 )
2005/08/19 15:44

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.