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リコー、ポリシーに応じた文書管理が可能なセキュリティシステム


 株式会社リコーは、機密レベルに応じた文書の取り扱いを行えるセキュリティシステム「Ridoc Policy Base V1」を、9月13日より販売開始すると発表した。価格は、30クライアントライセンスで35万円(税別)から。リコーでは年間100本の販売を見込む。

 Ridoc Policy Base V1は、文書の取り扱いを規定したセキュリティポリシーに従い、文書の管理を行うためのシステム。文書をセキュリティで保護された「セキュアPDFファイル」に変換することで、権限に応じた適切な利用を行えるようにするという。

 また、変換後のファイルを利用する際には、必ずサーバーへ問い合わせる仕組みが導入されているため、万一情報が流出しても、権限を持たない人間は参照することすらできない。さらにファイル変換時には、ユーザーが指定した機密レベルとあらかじめ設定しておいた文書へのアクセスルールから自動的にセキュリティ設定が行われるので、毎回複雑な設定をする必要はないとのこと。

 加えて、リコーのデジタル複合機やレーザープリンタと組み合わせることで、強制的にユーザーIDや印刷日時、地紋の付加を行うことも可能。印刷した紙文書からの情報漏えいも防止できるという。



URL
  株式会社リコー
  http://www.ricoh.co.jp/


( 石井 一志 )
2005/09/12 17:39

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