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NTT西など、指紋認証とICカード認証を連携させたセキュリティシステム


 西日本電信電話株式会社(以下、NTT西)と株式会社エヌ・ティ・ティ・カードソリューション(以下、NTT-CS)は、バイオメトリクス認証とICカード認証を組み合わせた「バイオメトリクス対応 ICカードセキュアシステム」(以下、ICカードセキュアシステム)を、9月14日から提供開始すると発表した。

 ICカードセキュアシステムは、指紋認証とICカード認証を組み合わせた認証ソリューション。指紋認証には、株式会社ディー・ディー・エスが開発した「周波数解析法」と同社製の認証機器を採用。指紋パターンをスライスした断面を波形と見なし、その系列を特徴情報としてとらえる同方式によって、高い認識率を実現した。

 一方のICカードには、NTTサービスインテグレーション基盤研究所が開発した「ELWISE-CARD」を用いる。同カードは、住民基本台帳カードにも採用されているもので、1MBの大容量メモリを持つため、さまざまなアプリケーションと組み合わせたセキュアなシステムを構築できるという。

 また指紋情報は各個人に配布したICカードに格納するので、専用データベースや専用ネットワークなどを準備しなくとも利用可能。さらにAPIが提供されていることから、自社の業務アプリケーションとの組み合わせ利用も容易に可能とのこと。

 なおこのソリューションにおいては、NTT西がネットワークの設計・構築とシステムの保守、運用を、NTT-CSが機器の調達、カード設計・発行業務をそれぞれ担当する。今後は、指紋以外の、静脈、虹彩、顔認証などへの対応や、PCログイン認証アプリケーション、入退室管理システムのパッケージ化といった、新規開発を引き続き行っていくとしている。



URL
  西日本電信電話株式会社
  http://www.ntt-west.co.jp/
  株式会社エヌ・ティ・ティ・カードソリューション
  http://www.ntt-card.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.ntt-west.co.jp/news/0509/050913b.html


( 石井 一志 )
2005/09/13 18:14

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