株式会社シマンテックは10月6日、スパムメールやメールを媒体としたウイルスの侵入を防ぐアプライアンス「Symantec Mail Security 8200シリーズ(以下、Mail Security 8200)」2製品を発表した。
Mail Security 8200は、同社のスパム防止ソリューション「Symantec Brightmail AntiSpam」と、ウイルス防止ソリューション「Symantec AntiVirus」のテクノロジーを搭載した、メールによるインターネット脅威を防止するアプライアンス。従業員数100~1000人規模向け「Mail Security 8240」と、1000人以上の大規模向け「Mail Security 8260」がラインアップされる。価格はアプライアンス本体と利用ユーザー数に応じた年間契約方式によって決まる。
Brightmail AntiSpamは、スパムメールがユーザーのメールボックスに届く前にSMTPゲートウェイで遮断する。同社によると、正規のメールをスパムと判断する誤検知率は0.0001%と業界で最も低いという。
同社では世界のスパムを各国で分析しており、スパムメールの発信源となっているサーバーなどのフィルタリング情報を約10分ごとに更新し、Brightmail AntiSpamは逐次それを適用できるとのこと。なお、国内大手ISPである@niftyや米MicrosoftのMSN Hotmailがこの技術を採用している。
AntiVirusも同様にウイルス情報を逐次アップデートし、送受信されるメールからウイルス・ワームを検知し自動除去する。
また、フィルタリングするキーワードリストを作成することもでき、業務に不適切とされるメールの遮断や、顧客の個人情報流出などを防ぐことができる。さらにエンドユーザーが個別に受信許可/拒否のリストを作成したり、フィルタリングされたメールの確認なども可能。
■ URL
株式会社シマンテック
http://www.symantec.com/region/jp/
プレスリリース
http://www.symantec.com/region/jp/news/year05/051006.html
製品情報
http://www.symantec.com/region/jp/products/sms_8200/index.html
( 朝夷 剛士 )
2005/10/06 17:40
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