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NECネクサ、PDFファイルを利用したセキュア文書管理ソリューション


 NECネクサソリューションズ株式会社(NECネクサ)は10月19日、e-文書法に対応した電子文書管理ソリューション「セキュアライブラリー」を販売開始すると発表した。

 セキュアライブラリーは、文書をPDFファイルに変換して、安全に共有するためのソリューション。クライアントPCのHDDに保存されている文書をセキュアライブラリーのサーバーに登録すると、保管庫ごと、文書ごとにアクセス制限を行えるようになるため、機密情報を含む文書の漏えいを防止したり、必要な人間にだけ共通の情報を公開したり、といった運用を行えるという。

 具体的には、スカイコムのSkyPDFなどのPDF変換ソフトと組み合わせ、PDFファイルアクセス時のパスワード登録、会社のログなどの透かし、登録者の指名や登録日時の情報を含め「セルフサインの電子署名」を付加したPDFファイルを自動生成する。加えて、アマノが提供しているタイムスタンプをPDFに付与することもでき、e-文書法で要求される真正性や完全性の担保も受けられるとのこと。

 あわせてセキュアライブラリーでは、データ登録から公開までの承認作業を行えるワークフロー機能も用意されており、誰が承認したか、公開したかなどの履歴も確認可能。さらに、代理承認の機能や、申請が認められなかった場合の差し戻し確認を行う機能も備えている。

 価格は、5ユーザーライセンスを含む基本セットで、100万円より。このほか、Oracle DatabaseやPDF変換ソフトなどが必要になる。



URL
  NECネクサソリューションズ株式会社
  http://www.nec-nexs.com/
  プレスリリース
  http://www.nec-nexs.com/news/press2005/1019.html


( 石井 一志 )
2005/10/19 14:10

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