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NTT Com、内部からの情報漏えいを防止するマネージドサービス


 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は10月24日、企業内部からの情報漏えいを防止するマネージドサービス「GuardIT マネージド内部情報漏洩対策」(仮称)を発表した。提供開始は11月から。

 GuardIT マネージド内部情報漏洩対策は、インテリジェントウェイブの内部情報漏えい対策システム「CWAT」を利用するマネージドサービス。ユーザー側が実施しなくてはならない作業は、導入時のポリシー決定と、簡単にインストール可能な監視エージェントの導入作業、また運用中の、レポートを用いたログのチェックと分析、変更申請などだけで、システムの構築や運用・管理・保守といった作業はNTT Comが担当する。

 具体的には、VPNサービス「Group-VPN」とBフレッツを利用して同社のデータセンターとユーザの拠点を結び、ログ取得、外部デバイス制御、アプリケーション制御などを行う。この際には、端末の動作を監視・記録するだけでなく、ポリシー違反者に対してのポップアップメッセージによる警告、外部メディアへの書き出し中止などの作業遮断を実施できる。加えて、ログ閲覧ツールを用いた違反者チェックリストの出力も可能。従業員に監視されている事実を認識させることによって、セキュリティ意識の向上も期待できるとのこと。

 端末側の対応OSは、Windows XP/2000/Server 2003。価格は初期費用が310万円(税別)から、月額費用が28万円(同)からで、別途Group-VPNサービス利用料金も必要になる。

 なおNTT Comでは同サービスのメリットに関して、「ユーザー側では設備投資、サーバー構築、運用・保守などが不要。また、自社でシステムを構築する場合に比べて、大幅に安価な費用で導入できる」と説明している。



URL
  エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
  http://www.ntt.com/
  ニュースリリース
  http://www.ntt.com/release/2005NEWS/0010/1024.html


( 石井 一志 )
2005/10/24 16:51

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