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トレンドマイクロ、ウイルス予防から復旧までを自動化した中小規模向けセキュリティソフト


 トレンドマイクロ株式会社は11月7日、統合型セキュリティソフト「Trend Micro ウイルスバスター ビジネスセキュリティ」を発表した。主な対象は従業員100名以下の環境で、出荷開始は2006年1月5日の予定。

 ウイルスバスター ビジネスセキュリティは、ウイルス予防から感染復旧までの自動処理を実現したセキュリティソフトで、従来製品「Trend Micro Client/Server Security」の機能強化版にあたる。主な機能として、Windows OSの脆弱性診断機能やパーソナルファイアウォール機能、ウイルス対策機能などを搭載。また「大規模感染予防ポリシー」機能を備え、MSBlasterのような特定ポートから感染を試みるウイルス/ワームに対し、特定のポートを閉じることによって大規模感染を防ぐことができるという。

 さらに万一ウイルス/ワームに感染してしまった場合には、どのクライアントが感染したかを確認し、復旧までの処置を自動で行えるため、時間・コストを大幅に削減可能とのこと。加えて、Webインターフェイスの管理コンソール「セキュリティダッシュボード」を用いて、最新のステータスやクライアントの設定状況を監視することもできるほか、スパイウェア対策ソフトの同梱(無償)も予定されている。

 対応OSは、クライアントがWindows XP SP1以降/2000 Professional SP2以降/NT 4.0 SP6a/Me/98/Server 2003、管理サーバーがWindows XP Professional SP1以降/2000 SP2以降/Server 2003/Small Business Server 2000/同 2003。

 価格は、初年度が7万3500円(5ユーザー)からで、2年目以降は初年度の半額の更新料が必要になる。トレンドマイクロでは、発売後1年間で15億円の売り上げを見込む。



URL
  トレンドマイクロ株式会社
  http://www.trendmicro.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.trendmicro.com/jp/about/news/pr/archive/2005/news051107.htm


( 石井 一志 )
2005/11/07 15:50

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