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「他社より30％安く提供する」韓国発のセキュリティベンダーが国内展開を本格化 |
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メトロと提携、新IPSと監視サービスを発売
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セキュアソフトは韓国を母体とするセキュリティベンダーで、国内でもオールインワンセキュリティアプライアンスやIPSの販売を2002年より開始していたが、メトロとの提携や新商品投入で展開を加速する。代表取締役社長の姜昇旭氏は「来年にはIPSの売上で現在の3倍となる10億円を目指し、（IPSを提供するベンダーの）先頭に立ちたい」と意気込みを見せた。 一方メトロは1991年に国内で初めてワンタイム・パスワード認証システムを紹介するなどセキュリティ分野に長く携わるSIer。代表取締役社長の國清康之氏は「従来から提供しているクライアントセキュリティのノウハウを生かし、ネットワークセキュリティ分野に本格進出したい」との考えを述べた。「韓国はネットワークセキュリティにおいて先進的技術を持っている。両社のチャネルを生かし中堅・中小企業を中心に展開していきたい」（同氏）。
ALSIとは、プロトコルデコーディング、パターンマッチング、ダイナミックパケットフィルタリングを行ってレイヤー7までのパケット分析を行うエンジン。サービス拒否（DoS）、情報収集（Probing）、プロトコルの脆弱性、バックドアなどいった脅威をそれぞれ分類して検知、防御する。 特徴として、Sniper IPSに障害が発生しても通信の切断を防ぐ「Bypass with TAP」機能を標準搭載する。ネットワークインターフェイスにおいてIPSに送るパケットをミラーリングする機能を実装し、IPSとして稼働するためインラインモードで接続するのとは別に、障害が発生してもネットワークに影響を与えないIDS（侵入検知のみ行うシステム）モードでの動作に対応する。また、管理コンソールがすべて日本語化されている。 価格は180万円から1200万円までとなっており、このほか新たな攻撃に対応するシグネチャのアップデートにおいて、年間に本体価格の15％が必要となる。同社によると、韓国において大手ISP、一般企業、行政機関など500サイト、日本でも10サイトへの納入実績があるという。
Security OK Serviceは、ユーザー企業にファイアウォールやIPS、IDSなどのセキュリティ機器を設置し、これらの監視などの管理・運用、インターネット上における脅威発生通知、攻撃や不正アクセスがあった場合の対応やレポートなどを提供するサービス。対応するセキュリティ機器はセキュアソフト製のほか、シスコ、ジュニパー、インターネットセキュリティシステムズ、ソニックウォールなどマルチベンダーに対応する。 インターネット上に大規模な被害を与える可能性のある脅威が発生した場合は、大手セキュリティ機関よりいち早く警報やセキュリティ機器の対応を行うほか、脅威の危険度や管理ログなどの管理情報を視覚化し、ユーザーからも参照できるIAM（Intelligent Attack Management）システムを提供する。 価格は監視対象の機器やサービスレベルにより異なりオープンプライスとなっているが、姜氏は「類似サービスを提供する競合ベンダーより30％ほど安く提供する」と述べ、サービス内容のほか価格面で他社の上を行くサービスとする意向を示した。
■ ＵＲＬ 株式会社セキュアソフト http://www.securesoft.co.jp/ 株式会社メトロ http://www.metro.co.jp/
（ 朝夷 剛士 ）
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