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チェック・ポイント、本体価格5万円を切る中小向け統合セキュリティアプライアンス |
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Safe@office 500/500Wは、基本的なブロードバンドルータの機能に加えてファイアウォール、VPNなどのセキュリティ機能を備えるアプライアンス。チェック・ポイントのNGX技術に基づいた新ファームウェア「Check Point Embedded NGX 6.0」を採用することによって、これまでサポートしていた機能に加え、ウイルス対策、IPS（侵入防御）の両機能に対応した。 「今回よりアプリケーションレベルの防御が可能になったため、P2PアプリケーションやIM（インスタントメッセージング）の制御を行える。企業内における無秩序なアプリケーション利用を制限可能だ」（セキュリティ技術本部長の卯城大士氏）。 またEmbedded NGX 6.0では、トラフィック状況をグラフィカルに表示する機能が追加されるなど、管理機能が強化されたほか、RADIUSサーバーと連携した認証機能を新たに搭載。認証を済ませたユーザーにのみインターネットアクセスを許可するなどの「ホットスポット機能」が利用できるようになった。 インターフェイスは、独立3系統の100BASE-TX/10BASE-Tポート（WAN向け×1、WAN/DMZ向け×1、LAN向け4ポートスイッチングHUB）、コンソール兼TA・モデム接続用のシリアルポート×1を搭載する。さらにSafe@office 500Wは、IEEE 802.11b/g無線LANに対応するほか、プリンタサーバー用途のUSBポート×2を持つ。 なお標準のSafe@office 500/500Wでは、最小限の機能のみを必要とするユーザーへ安価に製品を提供できるよう、ソフトウェアによって機能が制限されており、フル機能を利用したいユーザーは、PowerPackライセンスを購入して制限を解除する必要がある。同ライセンスではVLAN、ダイナミックルーティング（OSPF）、ハイアベイラビリティ機能、ホットスポット機能などの利用制限が解除されるほか、スループット、VPNの対地数なども制限解除前より向上する。 最大ファイアウォールスループットは、機能制限のあるスタンダード版で100Mbps、PowerPackライセンスによる制限解除時で150Mbps。価格はまだ想定段階だが、Safe@office 500のスタンダード版（5ユーザー）が4万8000円、年間保守費用（ウイルス対策・IPS更新料込み、初年度から必要）が2万9000円程度。無制限ユーザーの場合でも16万円、年間保守費用7万2000円程度の価格が想定されており、従来製品の半額近い価格になるという。PowerPackライセンスは、どのモデルでも7万9800円程度になる見込みだ。 ■ セキュリティサービスプロバイダ向けの集中管理ツールも提供
そうした場合のプロバイダの管理負荷を軽減するため、同社では今回、セキュリティデバイス管理ソフトの新版「Security Management Portal（SMP） 6.0」を発売。セキュリティのアウトソーシングサービス提供を支援するとしている。 「（SSPなどの運用において）管理者が1つ1つのアプライアンスを見にいくのは現実的でない。SMP 6.0を用いればSafe@Officeの方からアップデートを確認しにくるようにできるため、ウイルス定義ファイルやポリシーの適用を漏れなく、スムーズに行えるメリットがある」（卯城氏）。 ■ ＵＲＬ チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社 http://www.checkpoint.co.jp/ ■ 関連記事 ・ チェックポイント、小規模事業者向けのアプライアンスなどを発表（2003/10/15） ・ Check Point、“Super G”無線LANに対応した小型セキュリティアプライアンス（2004/11/16）
（ 石井 一志 ）
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