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日本SGI、指定条件でデータを自動消去できる「時限くん」のサーバー対応版


 日本SGI株式会社は12月26日、中・大規模ユーザー向け情報漏えい防止ソリューション「時限くんAg」を発表した。2006年1月より販売を開始する。同製品は、株式会社エヌ・エス・イーと株式会社アイ・エックス・アイが共同開発した製品で、エヌ・エス・イーとの販売代理店契約に基づき、日本SGIが販売するもの。

 時限くんAgは、既存製品の「時限くん」の機能拡張をした製品。時限くんは、情報管理者が指定した条件でデータの消去や利用制限をかけられるソフト。外部に提供するオフィス文書やPDF、イメージファイルなどを、一定の日時や閲覧回数、時間、受け取り後やオープン後の経過時間などで自動的に消去したり、書き込み禁止、複製禁止、画面イメージ保存禁止の管理機能を持たせることができる。ファイル生成マネージャ機能を持つ「時限くんライター」と情報を受け取る「時限くんクライアント」で構成され、専用のクライアントソフトを使用することで、オフラインの状態でも復号化や復号化後の消去などが行えるのが特長となっている。

 今回発表された時限くんAgでは、管理者があらかじめ時限くんAgサーバーの任意のフォルダに規制ルールと時限化ファイルの出力先を設定することで、ユーザーがその入力フォルダにファイルを格納するだけで時限化ファイルが生成されるのが特長。同社では、情報漏えいを防止する目的だけでなく、映像、音楽、電子書籍の著作権保護や、文書の有効期限を明確にする文書管理ソリューション等への適用も可能としている。

 価格はオープンで、参考価格は220万円(1サーバー10クライアント)から。同社では、コンサルティングやインテグレーションとあわせて提供するとしている。



URL
  日本SGI株式会社
  http://www.sgi.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.sgi.co.jp/newsroom/press_releases/2005/dec/ag.html

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( 福浦 一広 )
2005/12/26 16:00

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