ファウンドリーネットワークスジャパン株式会社(ファウンドリー)は1月10日、同社製のルータやスイッチを用いて、ネットワークへの侵入検知・防止をリアルタイムで行うソリューションを発表した。
同ソリューションは、同社のスイッチ、ルータがサポートしているsFlow技術と管理ツール「IronView Network Manager」、オープンソースの侵入検知システム(IDS)である「Snort」を中核としたもの。sFlowとはエッジ機器によってパケットをモニタリングする仕組みで、ファウンドリーではIronView Network Managerを通じて、モニタリングされたデータをSnortへ転送できるようにした。
Snortは問題を起こす可能性のある処理負荷や疑わしい異常な状況を検知できる機能を備えており、受け取ったデータの中から攻撃ベクトルを検知。IronView Network Managerを通じて管理者に警告することによって、迅速な対応を行えるようにするという。
なお、米Foundry Networksのエンタープライズビジネスユニット担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャ、ボブ・シッフ氏はこのソリューションに関して、「sFlowとSnortを活用することで、アプリケーションのパフォーマンスに影響を与えることなくネットワークへの攻撃を検知・阻止し、ネットワーク環境全体を守るソリューションを実現した」とコメントしている。
■ URL
ファウンドリーネットワークスジャパン株式会社
http://www.foundrynetworks.co.jp/
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( 石井 一志 )
2006/01/10 18:31
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