株式会社ネットマークスは1月18日、米StrikeForce Technologiesの認証ソフト「ProtectID」を、国内および中国・東南アジア5カ国で販売開始すると発表した。
ProtectIDは、携帯電話を認証用端末として利用する認証ソフト。現在、ユーザーがWebブラウザからリモートアクセスやECサイトなどにアクセスした場合、ほとんどのケースではユーザーIDとパスワードをWebブラウザから入力することで認証を行っている。しかしProtectIDでは、IDはWebブラウザから、パスワードは携帯電話の数字ボタンから入力するというやり方を用いて、セキュリティを高めているという。
具体的には、認証が必要な時にユーザーがIDを入力すると、そのIDにひも付けられた携帯電話へProtectIDサーバーからコールバックが行われ、アナウンスに従って携帯電話からパスワードを入力するという仕組み。
この方式では、IDとパスワードを入力するネットワークが別になるため、ハッキングやなりすましなどの影響を受けにくいという。また、社員が個々に所有する携帯電話を利用できることから、企業が新たに機器やソフトを配布する必要がなく、素早い導入の可能な点もメリットになるとのこと。
価格は、500名が利用する場合で400万円から。ネットマークスでは、1年間で2億円の販売を見込む。
■ URL
株式会社ネットマークス
http://www.netmarks.co.jp/
ニュースリリース
http://www.netmarks.co.jp/newsrelease/060118.html
( 石井 一志 )
2006/01/18 11:42
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