日本エフ・セキュア株式会社は2月24日、Webアプリケーションファイアウォールを構築するためのソフト、「F-Secureサイトガード Linuxサーバ版」を販売開始すると発表した。
Webアプリケーションファイアウォールとは、従来のファイアウォールやIDS(侵入検知システム)などでは防御できない、Webアプリケーションに対する攻撃を防ぐためのもので、F-Secureサイトガード Linuxサーバ版では、Linuxサーバーをベースとしてこれを構築する。
具体的には、パラメータ検査、クッキー暗号化、セッション管理などの機能を備え、SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング、クッキー情報盗難といった攻撃をブロック可能。定義ファイルは株式会社ラックから提供され、最新の攻撃に対応するための自動アップデート機能も備える。
設置に際しては、プロキシモード、透過モードに対応するほか、Webサーバーそのものにインストールする構成もサポートした。またWebベースの日本語GUIが用意されており、ローカル環境、もしくは遠隔地から、容易な設定・管理が行えるとのこと。
対応するディストリビューションは、Red Hat Linux 7.1/7.2/7.3/8/9、Red Hat Enterprise Linux AS/ES/WS 2.1以降、SUSE LINUX 8.x/9.x、Turbolinux 7/8、同 Enterprise Server 8/10、Vine、Debian 3.1、Cobalt RaQ550など。
価格は、1サーバーライセンスが178万円(税別)。日本エフ・セキュアでは、初年度200サーバーライセンスの販売を見込む。
■ URL
日本エフ・セキュア株式会社
http://www.f-secure.co.jp/
プレスリリース
http://www.f-secure.co.jp/news/200602241/
( 石井 一志 )
2006/02/24 12:48
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