トレンドマイクロ株式会社は3月2日、x64ネイティブ環境に対応した企業向けウイルス対策ソフトの新版「ウイルスバスター コーポレートエディション 7.3」を、4月5日より出荷開始すると発表した。
ウイルスバスター コーポレートエディション 7.3は、ウイルス対策やスパイウェア対策などの機能を備えた統合セキュリティソフト。新たに64ビット(x64)ネイティブのアプリケーションとして動作できるようになった点が特徴で、クライアントPC用プログラムのインストール時にOSを判別して、64ビット向け、32ビット向けの両プログラムのうち、環境に適したものを自動的にインストールすることができる。
またシスコシステムズが推進しているセキュリティ技術「NAC(Network Admission Control) Version2」に対応するほか、パーソナルファイアウォール機能を備えた上位の「アドバンス」版には、新たにWinny対策ツール「アドバンス検索ツール」を同梱。Winny検出専用のパターンファイルと検索機能を備えた同ツールによって、クライアントPC内のWinnyを検出・削除することができる。
対応OSは、管理サーバー側がWindows Server 2003/2000 Server SP2以降/NT Server 4.0 SP6a以降。クライアント側は、Windows XP SP1以降/2000 SP2以降/NT 4.0 SP6a以降/Me/98/95/Server 2003と、XP Professional x64 Edition/Server 2003 x64 Edition/Server 2003 R2 x64 Editionに対応する。
またアドバンス検索ツールは、Windows XP SP1/SP2と、Windows 2000 Professional SP2/SP4で利用できる。
価格は、通常版が3万6000円(税別)/5ライセンスから、アドバンスが4万9000円(同)/5ライセンスから、サーバーOS対応版の「サーバ版」が6万9000円(同)/20ライセンスから、「アドバンス サーバ版」が9万4000円(同)/20ライセンスから。トレンドマイクロでは、今後1年間で140億円の販売を見込む。
■ URL
トレンドマイクロ株式会社
http://www.trendmicro.co.jp/
ニュースリリース
http://www.trendmicro.com/jp/about/news/pr/archive/2006/news060302.htm
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( 石井 一志 )
2006/03/02 14:37
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