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NeoFace朝顔
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日本電気株式会社(以下、NEC)は3月2日、顔検出・照合エンジン「NeoFace」の新版、「同 Ver2.4」を販売開始すると発表した。価格は240万円(税別)からで、出荷開始は5月を予定している。
NeoFaceは、顔認証を用いて製品・システムを開発するのに必要な基盤ソフト。新版では認識速度を向上させ、1秒あたり40万人程度だった旧版に対して、同100万人分の顔データとの照合を可能にした。具体的には、顔の部分領域ごとに、個人の違いが出やすい場所をあらかじめ定義しておき、識別に必要な情報量を削減することで、精度を保ちながらの速度向上を実現したという。
またNECでは今回、グッドフェローズと協業し、NeoFaceを利用したソリューション提供も行う。第1弾としては、顔認証で扉の開閉管理を行うオフィス用キャビネット「フェイスキーキャビネット」と、顔認証で時刻を登録する出退怠システム「NeoFace朝顔」をグッドフェローズから販売する。価格はそれぞれ296万円(税別)から、68万円(同)から。
なおNECではNeoFaceについて、3年間で5000ライセンスの販売を、グッドフェローズではフェイスキーキャビネットについて3年間で300セット、NeoFace朝顔について3年間で600セットの販売をそれぞれ見込んでいる。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0603/0202.html
( 石井 一志 )
2006/03/03 13:56
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