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リコー、印刷データをすべて収集するセキュリティプリントシステム


 株式会社リコーは3月14日、印刷データを保管することで不正利用を抑止するセキュリティソリューションの新版、「Ridoc IO JBPrint」を発表した。3月17日より販売を開始する。

 Ridoc IO JBPrintは、印刷データの複製を保管することで不正な印刷からの情報漏えいを抑止する、Windows環境向けのセキュリティプリントシステム。印刷データの本体を保存し、文書の印刷時間、ファイル名、ユーザー名といった印刷ログとひも付けて管理する機能を備えており、システム利用者にそのことを告知することによって、情報漏えいの抑止を図る。

 新版では、複数拠点の印刷サーバーから管理サーバーへデータ収集する機能を備えたほか、リコー製プリンタとの連携を強化。同社製プリンタから印刷指示したデータをPC画面で閲覧する「ビューワ機能」、あらかじめ設定したキーワードが含まれるデータが印刷された場合に、管理者にメールで通知する機能を追加している。

 対応するプリンタは、RAW(ポート9100)またはLPR(ポート515)をサポートするものであれば機種・メーカーを特に問わないため、既存のプリンタをそのまま利用可能。またクライアントPCにソフトをインストールする必要もないとのこと。

 価格は、基本ソフトが70万円(税別)、印刷サーバーソフトが45万円(同)から。管理サーバー、印刷サーバーとも、Windows Server 2003 SP1以降/2000 Server SP4以降に対応する。



URL
  株式会社リコー
  http://www.ricoh.co.jp/


( 石井 一志 )
2006/03/14 18:05

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