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NTTデータ先端技術と米Aruba、マルチOS対応の無線LAN検疫ソリューション


 エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社(以下、NTTデータ先端技術)と米Aruba Wireless Networks(以下、Aruba)は3月24日、両社の製品を連携した「ワイヤレスアクセスクライアント検疫ソリューション」を開発し、販売開始すると発表した。

 ワイヤレスアクセスクライアント検疫ソリューションは、NTTデータ先端技術の統合型セキュリティ管理システム「NOSiDE Inventory Sub System」(以下、NOSiDE)と、Arubaの無線LANスイッチ「ARUBA Mobility Controller」を連携させた検疫システム。無線LAN環境で利用する端末をウイルス感染から防ぐことを目的としている。

 具体的には、ARUBA Mobility ControllerのCaptive Portal認証(Web認証)機能と、NOSiDEの構成管理サーバーが備える、端末のセキュリティ状況をチェックする機能を組み合わせる。ユーザーはネットワーク接続当初、検疫エリアにしか接続できないように設定されており、この制限を解除するには、NOSiDEの構成管理サーバーに接続し、クライアント端末のセキュリティチェックを受け、セキュリティポリシーを満たしていると認定される必要がある。

 このソリューションでは、端末チェックやユーザー認証のプロセスでWebブラウザを利用するため、エージェントプログラムの導入が不要で、Windowsクライアント、Mac OS Xクライアント、Linuxクライアントの混在する環境にも対応できる特徴を持つ。

 また、事前にNOSiDEサーバーへ登録された端末情報に基づいて、未登録のPCを社内ネットワークに接続させないようにすることが可能なほか、検疫ネットワークでの認証履歴を管理する機能、端末単位でのセキュリティ対策状況、社内セキュリティポリシーへの適合状況を一元管理する機能も搭載。ARUBA Mobility Controllerの有線LANセキュリティ管理機能を利用すれば、有線・無線LANが混在する環境へも適用できるとのこと。

 価格は100クライアント規模で382万円から。両社では、3年間で7万ライセンスの販売を目標としている。



URL
  エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社
  http://www.intellilink.co.jp/
  米Aruba Wireless Networks
  http://www.arubanetworks.com/
  プレスリリース(PDF)
  http://noside.intellilink.co.jp/file/noside_press_release_060324.pdf


( 石井 一志 )
2006/03/24 16:46

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