エントラストジャパン株式会社は3月31日、認証セキュリティ製品の最新版「Entrust IdentityGuard 8.0」を発表した。同日より販売を開始する。
Entrust IdentityGuardは、オンラインサービスでのID情報のセキュリティ向上を目的とした認証セキュリティ製品。乱数表を用いた二要素認証技術を用いており、ID・パスワードと比べ、認証強度が高まるのが特長。
最新版では、ユーザー認証の方式として、1)ユーザーが使用する機器のIPアドレスやWebブラウザ情報などを用いた「機器認証」、2)複数のワンタイムパスワードが記載されたリストをユーザー認証時の追加認証として使用する「ワンタイム・パスワード・リスト認証」、3)携帯端末などの別チャネルにパスワード等を告知して認証を完了する「アウトオブバンド認証」、4)本人以外が知りえない情報を提示することで認証を完了させる「ナレッジベース認証」、など複数の認証方式が新たに追加された。
また、ユーザー名入力後、パスワードを入れる前に事前に登録したイメージやメッセージを表示することで、アクセスしようとしているWebサイトが真正であることを確認できる「イメージ/メッセージ相互認証」も用意された。そのほか、ユーザーのグループ化やグループごとのポリシー設定が可能になったり、アプリケーションごとに違うユーザー名を単一のIdentityGuardユーザーにマッピング可能になるなどの機能強化が図られている。
価格は、サーバーライセンスが1サーバーあたり315万円(税別)。ユーザーライセンスが1000ユーザーの場合で168万円(税別)。クライアントモジュールのEntrust IdentityGuard for Microsoft Windowsは無償提供。
■ URL
エントラストジャパン株式会社
http://japan.entrust.com/
ニュースリリース
http://japan.entrust.com/news/2006/0331.html
製品情報
http://japan.entrust.com/products/identityguard/
( 福浦 一広 )
2006/03/31 18:31
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