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ミラポイント、処理性能を向上させたメッセージセキュリティアプライアンス新版


セキュリティゲートウェイサーバー「RG500」

プロダクトマネージャ兼技術部部長、徳久賢二氏
 ミラポイントジャパン株式会社(以下、ミラポイント)は4月4日、メールセキュリティアプライアンスの新ハードウェア「Mirapoint 5シリーズ」を発表した。ミラポイントの主な製品ラインアップとしては、メッセージスプールサーバーの「Mシリーズ」と、セキュリティゲートウェイサーバーの「RGシリーズ」があるが、今回は両シリーズとも新ラインアップに移行する。

 具体的な製品としては、Mシリーズではハイエンドモデルの「M5000シリーズ」と、ミッドレンジモデルの「M500」、RGシリーズではハイエンドモデルの「RG500」とミッドレンジモデル「RG350」、エントリーモデル「RG100c」の各モデルが発売される。販売開始は4月17日。なお、Mシリーズのエントリーモデル「M50」のみ、2005年12月に先行発売されている。

 今回提供される製品のうちMシリーズは、SMTP/POP/IMAP/Webmailのメッセージサーバー機能を備えたアプライアンスで、セキュリティ機能として3種類の迷惑メール対策機能、ソフォスとエフセキュアのウイルス対策機能を搭載可能なほか、カレンダーや会議室予約などを利用できるグループウェア機能も備えている。新ハードウェアでは、旧製品と比べて約25%パフォーマンスが向上した。価格は189万円(税別)から。

 「必要な機能を備えており、メールに関してはすべてミラポイントで完結できる。チューニングによるリソースの最適化などによって、アプライアンスならではのメリットを提供できる」(プロダクトマネージャ兼技術部部長、徳久賢二氏)。

 一方のRGシリーズは、Mシリーズと同様のセキュリティ機能を備えたアプライアンス。内部にメールをストアする機能はないが、SMTPのメッセージルーティング機能、POP/IMAP/HTTPのプロキシ機能を搭載しており、適切なメールサーバーへフォワードすることができるという。こちらも新ハードウェアではパフォーマンスが向上しており、約40%の性能向上が見込める。価格は98万円から。

 なお徳久氏は今後提供予定のソリューションとして、米FaceTime Communicationsと共同で取り組んでいるIM(インスタントメッセージング)監査ソリューションや、ストレージベンダと組んでのメールアーカイブソリューション、バックアップソリューションなどを挙げた。同社では今後も各ベンダと積極的にコラボレーションを行うことで、「多様化したユーザーニーズに応えていく」(代表取締役社長の湯佐嘉人氏)とのこと。



URL
  ミラポイントジャパン株式会社
  http://www.mirapoint.com/jp/
  ニュースリリース
  http://www.mirapoint.com/jp/company/news_events/press/20060404b.shtml
  http://www.mirapoint.com/jp/company/news_events/press/20060404a.shtml

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( 石井 一志 )
2006/04/04 17:23

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