インターネットセキュリティシステムズ株式会社(以下、ISS)は4月13日、企業の内部統制の現状把握、問題点の洗い出しを支援するサービス「IT統制支援サービス」を発表した。4月16日より販売を開始する。
IT統制支援サービスは、日本版SOX法で必要とされる内部統制とIT統制において、IT統制に特化した現状分析を実施し、未対応の部分を特定するもの。米国のCOSOフレームワークをIT統制の面から支援する、COBIT(Control Objectives for Information and related Technology)フレームワークへの準拠性に焦点を当て、改善提案を含めて報告するという。
具体的には、オンサイトで顧客にヒアリングする現状調査作業、その結果をもとにCOBIT準拠性を調べる現状分析作業、IT統制現状分析報告の作成とオンサイトでの報告作業を行い、最後の報告フェイズでは、未対応項目の改善提案もあわせて実施する。
価格は100万円から。ISSでは初年度10社への販売を目標とし、3年で1億円の売り上げを見込む。
なおISSでは2006年上半期に、ネットワーク機器と連携して社内ネットワークでのポリシー違反やネットワークの悪用を検知するアプライアンス「Proventia Network Anomaly Detection System」の提供を予定しており、これを用いて、企業の内部統制実現を支援していくことを表明。販売が開始され次第、同アプライアンスの導入、運用支援を行う「IT統制実装サービス」も提供する予定とのこと。
■ URL
インターネットセキュリティシステムズ株式会社
http://www.isskk.co.jp/
ニュースリリース
http://www.isskk.co.jp/company/press_office/press06/it_service_041306.html
( 石井 一志 )
2006/04/13 15:33
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