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米SonicWALL、20万円を切る小規模環境向けSSL-VPNアプライアンス


SSL-VPN 200
 米SonicWALLは4月20日、中小企業向けのSSL-VPNアプライアンス「SSL-VPN 200」の日本語版を発表した。50名以下の環境での利用を主に想定した製品で、5月8日より販売を開始する。価格は初年度保守費用を含み、19万3000円(税別)。

 SSL-VPN 200は、同社初のSSL-VPNアプライアンス「SSL-VPN 2000」を小型化したもの。ライセンス的には特にユーザー数の制限を設けていないが、「ハードウェアの性能を考えると5~10名の同時接続が適切な利用ではないか」(同社)という。

 機能面では、専用ソフトのインストールなしで利用可能な「クライアントレス」の特徴を持ち、Webアプリケーションを利用できるリバースProxy方式の「標準Webブラウザ」モードをサポート。「SonicWALL NetExtender」を利用して、すべてのTCP/IPアプリケーションをサポートすることも可能なほか、エンドポイントのキャッシュクリーナー機能など、SSL-VPN 2000の特徴をほぼ受け継ぐ。ただし、証明書を利用した認証機能など、一部は省略された。もちろん、ID/パスワードによるユーザー認証機能は搭載している。

 また設定画面におけるユーザーインターフェイス、マニュアルが日本語で提供されるため、「専任のIT管理者がいない小規模企業でも、安心して導入できる」(同社)とのこと。

 インターフェイスは100BASE-TX/10BASE-T×1と、100BASE-TX/10BASE-T対応の4ポートスイッチを備えている。サイズと重量は189×116×27mm、0.57kgとコンパクトな点も特徴としている。



URL
  米SonicWALL(日本語)
  http://www.sonicwall.com/japan/
  ニュースリリース
  http://www.sonicwall.com/japan/press/press-sslvpn200.html

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  ・ 米SonicWALL、50万円台の中小企業向けSSL-VPN装置―「安価でもユーザー数は無制限」(2005/10/31)


( 石井 一志 )
2006/04/20 12:36

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