株式会社ディー・ディー・エス(以下、DDS)は4月20日、認証アルゴリズムに独自の「周波数解析法」を採用したUSBメモリ型指紋認証ユニット、「UBF-mini」を発表した。6月15日より出荷を開始する。価格は2万3000円(税別)。
UBF-miniは、PCのUSBポートに接続するUSBメモリ型の指紋認証ユニットで、センサー部をなぞって認証するスイープ式センサーを採用。指紋の凹凸を波形データに変換して照合を行う周波数解析法による、高い指紋登録率が特徴で、登録拒否率0%、指紋登録率100%を実現できるという。
また指紋登録や照合を実施する際のアプリケーションを、UBF-mini本体内のメモリに格納可能。ユーザーの指紋情報も、内蔵メモリの秘匿領域に保管できるので、指紋情報を本人が管理することができる。万一データを盗まれたとしても、指紋画像を復元することはできないため、高いセキュリティを保持できるとのこと。
加えて内部には50MBのフリーエリアがあり、指紋認証機能付きのUSBメモリとして、重要な文書を安全に外部に持ち出すことにも対応できるとしている。
対応OSはWindows XP/2000。DDSでは、初年度6億円の売り上げを見込む。
■ URL
株式会社ディー・ディー・エス
http://www.dds.co.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.dds.co.jp/news/PressRelease-060420.pdf
( 石井 一志 )
2006/04/20 18:40
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