日本SGI株式会社は4月27日、メールアーカイブシステム「ZipLip Unified Archival Suite」を国内のマスターリセラーとして販売開始すると発表した。同製品は米ZipLipが開発した製品で、日本SGIでは同社に対し、約2億円の株式取得を含む投資を行っているという。
ZipLip Unified Archival Suiteは、メールをリアルタイムに蓄積し、監査証跡として利用できるようにする製品。Exchange ServerおよびLotus Notes/Dominoとは監査用ジャーナルのインターフェイス、ほかのメールサーバー製品やメール形式で通信するアプリケーションとはゲートウェイ形式で接続可能なため、メール形式を問わずアーカイブできるという。
メール保存時には、インデックスを付加した上で暗号化を行うので、改ざんを防止することが可能。同報されたメールに添付ファイルがある場合は、メール添付ファイルにリンクして一元的に管理する「スタブ機能」によって、保存データ量の削減を行える。
またアーカイブしたメールを検索する機能を提供するほか、セキュリティポリシーなどに基づいて、メールをリアルタイムで監査する機能を備え、送信をブロックしたり、送信前に責任者の承認を求めたりすることもできる。
価格は、500メールアカウントあたり600万円から。
■ URL
日本SGI株式会社
http://www.sgi.co.jp/
プレスリリース
http://www.sgi.co.jp/newsroom/press_releases/2006/apr/ziplip.html
( 石井 一志 )
2006/04/27 13:53
|