「MS06-019」は、Microsoft Exchange Serverに存在する脆弱性に対応した修正プログラム。Exchange Serverで提供されているEXCDOおよびCDOEX機能が電子メールメッセージで提供されているiCALまたはvCALプロパティを適切に処理しないため、リモートでコードが実行される脆弱性が存在。これにより、攻撃者によって悪用された場合、影響を受けるコンピュータが完全に制御される可能性がある。深刻度はもっとも高い「緊急」。対象は、Exchange 2000 Server SP3、Exchange Server 2003 SP1/SP2。
「MS06-020」は、アドビシステムズのMacromedia Flash Playerに存在する脆弱性に対応した修正プログラム。SWFファイルを処理する方法に脆弱性が存在するために起こるもので、攻撃者によりこの脆弱性が悪用された場合、影響を受けるコンピュータが完全に制御される可能性がある。深刻度はもっとも高い「緊急」。対象は、Flash Player 6またはそれ以前のバージョン。影響を受けるOSは、Windows XP SP1/SP2。